nekopara-scripts/vol1/jp/01_07_c.txt
2021-02-14 20:13:26 -08:00

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Plaintext

バニラ: 「にゃぁ……ごしゅじん……ちゃんと、満足してくれた……?」
ショコラ: 「デートの最後まで……ショコラたちは、恋ネコらしくできましたか……?」
嘉祥: 「ああ。ショコラもバニラも、可愛かったぞ? よしよし」
ショコラ: 「あは……それなら良かったです……♪」
バニラ: 「ん……ご主人が満足なら、いい……♪」
ほとんど寝ぼけたまま、
ごろごろと喉を鳴らしながら頬を擦り寄せて来る。
俺も甘いまどろみの中で浮かびながら、
二匹の頭をそっと撫で続ける。
嘉祥: 「明日、起きたらみんなで一緒に風呂入って」
嘉祥: 「髪も身体も、綺麗に洗ってやるからな」
ショコラ: 「嬉しいです……一緒に、お風呂……ふふ……」
バニラ: 「髪も、ちゃんと乾かして欲しいにゃぁ……」
嘉祥: 「ああ、もちろん。ちゃんとブラッシングも」
ショコラ: 「ご主人さまに、大事にしてもらえるの嬉しいにゃぁ……♪」
バニラ: 「家ネコ以上に、恋ネコの幸せ……♪」
もにょもにょと口元を緩めながら。
寝言と変わらないトーンの声をくすぶらせる。
二匹の頭をそっと抱き寄せて、
ありったけの愛おしさを込めて耳元で囁く。
嘉祥: 「……これからも、三人で頑張ろうな」
ショコラ: 「はい……ご主人さまと、ショコラと、バニラで……」
バニラ: 「うん……きっと楽しくて、幸せだね……」
嘉祥: 「ああ、きっと楽しくて、幸せだな……」
愛しい恋ネコたちとそんな約束をして。
いつの間にか幸せな時間に溶けて眠りについていた。